保護者の方へ

　学校の状況にもよりますが、渡航前に日本で在籍している学校で作成された子どもの様子や指導の書類などを日本人学校の担任の先生に伝えることで、子どもの支援や指導に役立ててもらえることもあります。日本人学校内で支援の方法を話し合う場でこれらの資料が活用されることもあります。ただし、学校や学級の状態はどこに行ってもいつも同じというわけではありません。慣れない環境であれば子どもの様子も異なります。日本で受けていた支援や指導を引き継いでもらうものとしてよりは、日本人学校という場所で学ぶ子どもに合った指導を考えてもらうための資料として考えておくのがよいでしょう。

　その他にも健康上に関する資料等が必要になる場合もあります。入学が決まったら、どのような書類が必要かを具体的に確認しておくことも大切です。

　日本人学校や補習授業校で学ぶ小・中学生は、日本国内と同様に教科書を無償で受け取り、日本語の教科書で勉強をしています。そのため、渡航される前に教科書受け取りの手続きもしなくてなりません。教科書の配布に関する手続きは海外子女教育振興財団で行っていますので、ホームページをご確認のうえ、お問い合わせください。