中学校・高等学校段階

(8)高校生になり毎月の小遣いを増やしたのですが、渡すとすぐに使い切ってしまいます。中学生の時は、そのようなことはありませんでした。どうしたらよいでしょう。

 子どもが自分でお金の管理をできるようになることは、社会人になる準備として大切なことです。もらった小遣いを使い切ってしまう理由には、親が稼いだお金をもらっているという自覚がないことや、自分が欲しいと思ったものを衝動的に購入してしまうことなどが挙げられます。高校生になると友達との付き合いが増えたり、電車通学の場合には最寄り駅周辺の店に立ち寄る機会が増えたりします。お子さんが浪費をしてしまわないように、小遣い帳をつけさせましょう。細かく支出の内訳を記入することが難しい場合は、ノートなどにその日のレシートを貼り付けるだけでも構いません。計画的に小遣いを使用できたかを確認して、次の小遣いを渡すようにしましょう。また、学級担任に同級生などとの交友関係について聞いてみることも必要です。