基礎的環境整備

 「基礎的環境整備」とは、「合理的配慮」の基礎となるものです。障害のある子どもに対する支援について、法令に基づき又は財政措置等により、例えば、国は全国規模で、都道府県は各都道府県内で、市町村は各市町村内で、それぞれ行う教育環境の整備のことです。

 また、「合理的配慮」は、「基礎的環境整備」を基に個別に決定されるものであり、それぞれの学校における「基礎的環境整備」の状況により、提供される「合理的配慮」も異なることとなります。

 なお、「基礎的環境整備」についても、「合理的配慮」と同様に体制面、財政面を勘案し、均衡を失した又は過度の負担を課すものではないことに留意する必要があります。


 なお、具体的な基礎的環境整備の例は、発達障害のある子どもの指導・支援に関する実践事例をご覧ください。

 


 もっと詳しく知りたい方は、こちらもご覧ください。

● 障害者の権利に関する条約

● 共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)

● インクルーシブ教育システム構築支援データベース