通級による指導
通級による指導を受けている場合に、子どもの状態に応じ、ADHDの状態の改善・克服を図る特別の指導のほか、各教科の補充的な学習をすることも効果的である場合があります。これは、ADHDが原因となって各教科の学習につまずきが見られる場合に、各教科の補充指導を行うものです。通級による指導(ADHD)での授業時数は、年間10~280単位時間が標準とされています。
【文責:岡本 邦広(「教育支援資料」を参考)】
通級による指導を受けている場合に、子どもの状態に応じ、ADHDの状態の改善・克服を図る特別の指導のほか、各教科の補充的な学習をすることも効果的である場合があります。これは、ADHDが原因となって各教科の学習につまずきが見られる場合に、各教科の補充指導を行うものです。通級による指導(ADHD)での授業時数は、年間10~280単位時間が標準とされています。
【文責:岡本 邦広(「教育支援資料」を参考)】
ADHDに起因する困難は、いくつかの要因が重なり合って起こることがあることに留意する必要があります。例えば、多動性、衝動性により、順番を待つ等の社会的なルールが分かっていてもその通りに行動できなかったり、思ったことをそのまま発言してしまったりすることがあります。そのことによって、コミュニケーションや対人関係の困難さとなって現れる場合があり、これらへの対応も重要です。
対応方法として、次のようなものがあります。相手に怒りの感情が生じたときに、自分の気持ちを適切に伝えたり、その感情を抑制したりするための方法を教え、練習しておく方法です。この方法は、対人関係を良好に保つ上で効果的です。また、ADHDにより自己評価の低下がみられる場合は、自己有能感を高めることも大切です。これらの内容は通常の学級における配慮として行うことも可能ですが、より丁寧な指導を行う場合には、自立活動として通級指導教室や特別支援学級において特別に指導することを考慮する必要があります。
【文責:岡本 邦広(「教育支援資料」を参考)】