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【12】オーダーメイド・マニュアルを使用した自閉症児の指導 子どもの特性、実態把握 段階: 小学校 キーワード: 通常の学級担任、自閉症児、オーダーメイド・マニュアル

「自閉症児を指導する通常の学級担任へのコンサルテーションの実践-オーダーメイド・マニュアルを使用した事例から(平成15年3月)」より【PDF版】

【この研究では】

平成14年度にまとめた「通常の学級における自閉症児の教育の現状(2)ー個々の自閉症児の特徴と担任の二ーズー」(国立特殊教育総合研究所研究紀要29)では、自閉症児を指導する通常の学級担任が必要としている要望は、具体的な指導マニュアルであることが分かりました。

そこで、指導上どのような情報が必要かアンケート調査を実施した上で、自閉症の一般的な特性の理解と対応を促すマニュアルを作成する一方、自閉症A児・B児を指導する通常の学級や、情緒障害特別支援学級の担任と共同して、2名の自閉症児のオーダーメイドマニュアルを作成しました。

作成したオーダーメイドマニュアルは、その年度の学級担任や翌年の担任にも使用して貰い、継続的な利用の中で、A児やB児の指導経過、指導の成果と課題をマニュアルに反映させていきました。

 

【研究をして見えてきたこと】
自閉症A児やB児を指導する学級担任にとって、マニュアルに書かれている情報や内容は、日々指導をしていく上で重要な情報であったようです。自閉症児をきちんと理解して、適切な対応をするために作成したマニュアルの成果と課題の一部をここで報告します。成果としては、(1)各自閉症児の特性や行動パターンが理解できる、(2)具体的な対応の情報が適切に入手できる、(3)自閉症児を初めて指導する担任の心理的不安を軽減できる、また課題としては、(4)学級担任が必要と思う情報が全て網羅されていない(自閉症児の発達や成長に伴い行動の変化に即時的対応が難しい)、(5)マニュアルに頼りすぎると担任の専門性が発揮しにくい、(6)オーダーメイドマニュアルによるプライバシー保護といった点がみえてきました。

 

【研究に関する情報】
この研究に関連する刊行物を列挙しておきます。

【研究組織】
廣瀬由美子・東條吉邦・加藤哲文(所外研究分担者)

【研究課題名】

 
【もっと詳しくお知りになりたい場合は】
こちらの報告書は、研究所webページにて全文掲載されています。
http://www.nise.go.jp/kenshuka/josa/kankobutsu/kiyo30/hirose.pdf
http://www.nise.go.jp/kenshuka/josa/kankobutsu/pub_f/f-118.pdf

【本研究紹介シートの文責】
廣瀬由美子

本研究紹介シートは、独立行政法人国立特別支援教育総合研究所で行った研究を基に作成しています。