就学前

(8)何度注意しても子どもが言うことをきかないので、つい感情的に叱ってしまいます。

 お子さんの行動が、周りに迷惑をかけないようにと気を遣ったり、周囲の視線が気になったりしてお子さんを過度に注意し叱ってしまうことがあります。このことで保護者が、自己嫌悪に陥ったりストレスがたまったりして、ますますイライラしてお子さんを感情的に叱ってしまうといった悪循環に陥ってしまいがちです。また、お子さんにおいては、度々、注意されることで自信をなくしてしまったり、やる気を失ってしまったり、反抗的になったりします。こうした状況は、保護者とお子さんの双方にとって辛いことです。保護者の焦る気持ちは、親心として当然です。それでも、まずはお子さんがなぜ、そのような行動をするのかを振り返り、お子さんの気持ちを推測してみましょう。お子さんの行動と気持ちを振り返ることで、行動の意味が見えてきます。冷静に振り返れば、お子さんもずいぶんと我慢し、頑張っていることが見えてきます。あわせて、ご自身のお子さんへの関わり方も振り返ることで、お子さんの状態にあった対応をしているのかを見直すことができます。お子さんやご自身のことを振り返ることとともに、保護者が休息をとってリフレッシュしたり、周囲からの助けを借りたりすることも大切です。
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 発達障害情報・支援センター「1歳半~2歳半の子どもを持つ保護者のかたへ」
 ペアレンティング:環境づくりのコツ(PDF:127KB)
 ペアレンティング:声かけのコツ(PDF:176KB)
 ペアレンティング:子どもの意欲を育むコツ(PDF:106KB)