小学校段階

(8)小学校4年生ですが、音読で「め」と「ぬ」を読み間違えたり、読み飛ばしをしたりします。日常の会話は普通にできるのに、なぜなのか不思議です。

 これは、お子さんがやる気がなく頑張っていないからではなく、お子さんの脳の機能の偏りのために起こります。「聞く」、「話す」能力に問題がない場合、「読み間違い」が生じる背景には、形を正確にとらえることが難しいことや文字から音(読み方)をイメージすることが難しいことが考えられます。また、「読み飛ばし」の背景には、一文をどこで区切ったらよいのかわからず、一文字ずつ目で追ってしまったり、自分が今どこを読んでいるのかが途中でわからなくなり、単語や行を飛ばしてしまったりして文章をスムーズに読めないことがあります。
 このようなお子さんへの具体的な支援方法については、以下のページも合わせてご覧ください。
 指導・支援:学習面でのつまずきと指導・支援「Q3.音読が苦手なのですが…
 研修講義「(4)音読が苦手な子」
 研修講義「(5)書くことが苦手な子」