小学校段階

(3)勝ち負けのこだわりが強く、みんなと楽しく遊べません。

 「勝つこと」にこだわるあまり、負けるかもしれないことに予測が及ばないままゲームに参加してしまい、負けるとすぐにかんしゃくを起こすということがあります。また、勝ち負けが、遊びの中だけのことに過ぎないという状況の理解が難しく、「負ける=ダメなこと」と思い込んでしまうこともあります。例えば、負けた方が、先に好きなものを選べるじゃんけんゲームや勝ち負けのないゲームをやってみる、大人や友達が負けたときのモデルを示す、負けたときに少しでも自暴自棄にならずにいられたら、すぐにほめる、認めるといったことを繰り返すうちに、次第に克服できるようになる場合があります。