状況にあった応答をするための指導・支援
状況に無関係な応答をする場合、気になったことや目についたことを言葉にしてしまうのか、曖昧な表現や指示では状況を理解することが難しいのか、ある場面でその場の空気が読めずどうしてよいのか分からないのか、他者の気持ちを理解するのが難しいのか等の要因を、様々な場面で様子を観察して考えます。その上で、曖昧な表現や指示では状況を理解することが難しいと思われる場合には、できるだけ指導者が具体的な言葉で質問して確実に応答できる機会を増やすようにします。その場の空気が読めない場合には、場面に応じた応答の仕方や振る舞い方を様々な機会を設けて具体的に指導するようにしましょう。ソーシャル・スキル・トレーニング(SST)やソーシャル・ストーリー、ビデオ、ロールプレイ、漫画を用いて状況の理解を促す方法もあります。
【文責:岡本 邦広(「教育支援資料」を参考)】