感覚過敏に対する指導・支援

 感覚過敏は、個々によって異なります。例えば、身体の特定部位に触れられることを著しく嫌がる、一般的には不快に感じられない特定の音を嫌がるなどです。感覚の過敏は、不安が強いとより多くのものにより強く反応しがちです。その一方で、感覚の過敏性は、子どもの不安や混乱をもたらす要因になり、その結果として、常同行動やかんしゃくなどが起こる場合があります。感覚過敏への指導として、できるだけ感覚過敏の要因となっている事物を特定し、なぜそれが要因となっているのかを把握することに努めましょう。そして、感覚過敏の原因になっている事物を可能な範囲で避けさせることから始めましょう。音への過敏性にはイア・マフの装着が有効なこともあります。構造化等によって見通しが可能となったり、コミュニケーションがよりよくできるようになったりすると、過敏の程度が軽減することが多いので基本的な対応として気をつけましょう。

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  過敏性があるのですが・・・


【文責:岡本 邦広(「教育支援資料」を参考)】