日本人学校・補習授業校の先生へ

(1)発達障害のあるお子さんは、通常の学級で学習することはできるのですか?

 文部科学省が平成15年3月に出した「今後の特別支援教育の在り方について(最終報告)」の中では、LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)、自閉症が発達障害として記されています。これらの障害のあるお子さんたちは、学習の際に難しさがあったり、注意がそれやすかったり、人とのコミュニケーションが難しかったりという特徴を持ちながら、通常の学級の中で勉強をしています。お子さんそれぞれに学習面、生活面の支援が必要ですが、特別なことをするというよりは、多くの場合は先生の説明の仕方や掲示の仕方など、工夫の組み合わせが手助けになります。お子さんの困っている様子をとらえ、それに合わせた先生の工夫で発達障害のあるお子さんは通常の学級で十分成長する場合が少なくありません。
 発達障害については「発達障害の定義」のページに詳しい説明が載っていますのでご覧ください。