日本人学校・補習授業校の先生へ

(2)通常の学級でどのようなことができるのですか?

 発達障害のあるお子さんが通常の学級に入るということで、担任の先生の中には「何か特別なことをしなくてはいけないのかしら?」「授業が進まなくなってしまったらどうしょう?」と心配される方がいるかもしれません。確かに、発達障害のあるお子さんが他のお子さんと一緒に勉強をするということで、掲示の仕方を分かりやすくしたり、指示を明確に伝えたりと配慮が必要になります。ですが、発達障害のあるお子さんに手助けになることは、他の障害のないお子さんにとってもとても分かりやすく役に立つことなのです。確かにひと手間かけたり、工夫をしたりすることは必要になりますが、発達障害のあるお子さん一人のための特別な配慮として捉えるのではなく、クラスのお子さん全体に役立つ工夫として考えていただくとよいかもしれません。 指導方法を考える際には、「指導・支援方法について知りたい」のページが参考になりますのでご覧ください。