(2)電車や文字などをよく知っているけれど、いつもその話ばかりなので気になります。
自分の好きなことや興味・関心のあることに夢中になれる集中力のあるお子さんです。しかし、周りの状況や相手の状況に関係なく、自分の興味・関心のあることを一方的に伝えようとするのは気になります。ある特定のこと(もの)に高い関心をもつあまりに他のこと(友達がする遊びなど)にあまり関心を示さず、自分の興味・関心のあることだけを優先している可能性があります。同じことを何回も話したり、大人には興味のないことであったりしても、まずはお子さんの話をじっくりと聞いてあげることが大切です。一方で、集団の中で状況に応じて自分の行動をコントロールすることは、大人に近づいていくための練習であると考えると、他者との関わり方や他者の気持ちへの気づきを育てていく必要があります。何回話したら終わりといったように、時間を区切る習慣をつけていくことから始めましょう。