(2)日本人学校や補習授業校とはどのようなところなのですか?
日本人学校は、国内の小・中学校と同等の教育を行うことを目的とした全日制の教育施設です。これらの学校は、文部科学大臣から認定を受け、教員が国から派遣されています。入学については、定員を超えて入学することはできない等、学校に判断が委ねられています。他にも、日本国内の公立学校と異なる部分としては、学校は現地の日本人会等が設置主体となっており、日本人会や進出企業の代表者、日本人学校校長、在外公館職員、保護者の代表者等が学校運営委員会となり運営されていること、また、保護者による授業料等負担金、企業等の寄付金及び国の種々の援助で運営費が賄われていること等があります。そういった意味では、日本人学校は特殊な位置づけにあると言えます。
補習授業校は、現地の学校やインターナショナルスクール等に通学している日本人の子どもに、土曜日や放課後等を利用して国語を中心に算数(数学)、理科、社会などを加えた教科について日本語で授業を行っている教育施設で、補習授業校の中には、日本語補習校と呼ばれる国語のみを教えている学校もあります。補習授業校は日本人学校と同様に、日本の公立学校とは設置の主体も運営も異なるものです。週に1回程度の授業になることから、塾に近いものだとイメージされるとよいかもしれません。日本人学校、補習授業校とも入学金、授業料等については各学校で異なります。
なお、日本人学校および補習授業校の概要については、こちらもご覧ください。