令和元年度 横須賀市児童生徒ふれあいフェスタ(世界自閉症啓発デーinよこすか)

 「横須賀市児童生徒ふれあいフェスタ(世界自閉症啓発デーinよこすか)」は、横須賀市が、障害者福祉への関心や理解を深め、誰もが参加できる社会をめざすことを目的として、実施している「障害者週間キャンペーンYOKOSUKA」の一環として、横須賀市教育委員会と国立特別支援教育総合研究所が共同で開催をしました。このイベントを通して、保護者、教員、福祉関係者をはじめとしてたくさんの市民の方々の、発達障害に関する理解につなげていきたいと考えています。
 今年度は、発達障害のある人々が地域で生き生きと働く姿を通して、家庭・教育・福祉の連携によるライフステージに応じた切れ目ない支援について考えるパネルディスカッションの部と教材・教具展示、心理的疑似体験、ミニ研修講義、横須賀市内の学校による取組の紹介、よこすか就労援助センターによる展示、国立特別支援教育総合研究所による研究の紹介等のワークショップの部を実施しました。その取組の概要は、以下のとおりです。

1.開催場所とプログラム
 開催日時:令和元年11月29日(金)
 開催場所:横須賀市文化会館中ホール
 テーマ:「幅広く発達障害に関する理解啓発を図ること」
 参加対象:地域の方々、保護者、教員、福祉関係者など
 日程:(1日目)
  10:00~ 10:30 受付
  10:30~ 10:40 開会
  10:40~ 12:00 パネルディスカッションの部
  12:30~ 13:00 ワークショップの部

2.内容
1)パネルディスカッションの部

 テーマ:「発達障害のある人々が地域で生き生きと働く姿を通して、家庭・教育・福祉の連携によるライフステージに応じた切れ目ない支援について考える」
 登壇者:横須賀市在住の保護者
     広瀬宏之(横須賀市療育相談センター)
     後藤由紀夫(よこすか就労援助センター)
     笹森洋樹氏(国立特別支援教育総合研究所)
 概要:午前中に行われたパネルディスカッションの部では、家庭、医療(福祉)、労働(福祉)、教育の立場の4名の登壇者から、それぞれの立場での思いや意見が語られ、ライフステージに応じた切れ目ない支援についての経験に基づく具体的な話が展開されました。参加者からも、「保護者の方の貴重な子育て26年間を聞かせていただいてありがとうございました。勇気をもらいました。(5歳の自閉症の子を持つ母より)」「将来の自立(就労)に向けて家庭で役割を担うこと、成功体験が重要ということを大切にしていきたいと思いました。」といった声を多数いただきました。また、この模様は11月30日(土)付の神奈川新聞に取り上げられました。


2)ワークショップの部
 概要:午後からのワークショップの部では、心理的疑似体験のコーナー、DVD視聴によるミニ研修のコーナー。教材・教具展示のコーナー、研究紹介のコーナー、横須賀市内の学校の取組紹介のコーナーが行われました。参加者が積極的に各コーナーにいる研究員と質疑応答や意見交換する姿が見られ、活気のある時間となりました。参加者からも、「ワークショップのコーナーを2~3日続けて行って欲しい。」、「実際に体験することができて良かった。」、「展示している教材が非常に参考になった。」といった意見をいただきました。
 1日を通しての参加者は、約100名でした。学校関係者、福祉関係者、保護者、それ以外の方々に御参加いただきました。特に印象に残った内容を問うアンケートの結果としては、午前中に実施したパネルディスカッションの部と答えた方が約60%で、教材教具と答えた方が約30%であり、多くの参加者にとって、この2つの内容に興味を持たれたことがわかりました。また、「このような機会があれば、また参加したいと思いますか。」という問いには、「思う」「少し思う」と答えた方が100%となり、今回の取組の必要性を強く感じました。
 
 写真1 パネルディスカッションの部:会場の様子
 
写真2 ワークショップの部:会場の様子