就学前

(6)落ち着きがないことが心配です。

 落ち着きのない行動には、様々な理由が考えられます。例えば、目の前の興味のあるものに触ってみたい、苦手な状況から逃げ出したい、自分が何をすればよいのかわからない、大人からもっと注目されたいなどです。お子さんにとって危険な行動をした場合はすぐに止める必要がありますが、行動の理由を考えて対応することが大切です。何か嫌なことがあって落ち着かない行動をとっている場合に、叱ったり注意したりしても効果はありません。まず、そうした行動をとったお子さんの気持ちを受け止めましょう。お子さんがどう振る舞えばよいのかわからない時は、具体的に指示しましょう。例えば、約束やルールを「○○しましょう」と具体的に伝えるとよいです。落ち着きがないお子さんは、どうしても叱られることが多くなりがちです。落ち着いている時や状況に合った行動ができた時には、ほめることも大切です。
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